4 蛙の子は蛙

 蛙の子は蛙、センセの孫はセンセ。
 あこがれの先輩がいたから教育大学を選んだというのはともかくとして、ミッチャンが先生を志望した理由は、やはりお父さんもおじいさんも先生だったということでしょう。

 そして、もう一つの理由は、中学校3年間英語を教えてもらった、川上恵子先生が大好だったことではないですか。よくオジンに、「川上先生のような先生になりたい」と言っていましたから。
 
 川上先生は英会話クラブの顧問でもあり、ミッチャンは授業だけではなくクラブ活動でもずいぶん可愛がってもらいましたね。ミッチャンが、川上先生に教えてもらった、♪You are my sunshine♪(ユー・アー・マイサンシャイン)をピアノを弾きながら歌ってくれたのを覚えています。

 ミッチャンは中一普(英語)の免許状をとったので、中学校の英語の先生になりたかったでしょうが、教員採用試験の合格率を考えて、小学校を受けたのでしたね。
 文部科学省は、小学校における英語教育について、色々な施策を打ち出していますから、小学校で英語の先生として活躍する場があると思います。
 まず、小学校での英語教育に尽力して下さい。

ミッチャンはきっと、子どもたちに好かれるいい先生になると思います。

 ミッチャンのお父さんは、まじめな学究肌で、生徒に信頼されてはいますが、人気のほどは今一のようです。その点、おじいさんは、抜群の人気がありました。

 かなり荒れた中学校の校長に赴任したとき、半年掛けてやんちゃな子たちと話をすることができる間柄になり、やがて落ち着いた中学校にした手腕は見事なものでした。2427

 おじいさんの血を引いているミッチャンも、英語の塾でアルバイトをしていたとき、塾長さんが手を焼いている子たちにも、モテモテで、塾長さんが驚き、そして、ありがたがっていたことがありましたね。
 大好きな先生の言うことは、聞くことができても、きらいな先生の言うことは、正しいと思っても反抗するという子がいます

 
先生の子は先生、先生の孫は先生。
 子どもの心をつかんで、
子どもに好かれ信頼される先生になって下さい。

                 

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