16 体罰では心は育たない
ミッチャンはどちらかと言うと、気が強いから、体罰をしないかと心配しています。
千葉県の子ども病院の藤井あけみさんは、次のように言っています。(中日新聞2/13)
<50人ほどの会場で、「体罰は一切の例外なく反対」という人はたった3人でした。元教師の女性が現職のとき、ある男の子が1人の女の子の髪に給食のイチゴジャムをベタベタつけたそうです。それに対して彼女がとった行動は、同じようにその男の子の髪にイチゴジャムをつけるというものでした。「これは例外です」と彼女は言いました。
彼女がとった方法はいわゆる報復論。「やられたらやりかえせ」の思想です。ここに子どもへの信頼はありません。
よい戦争がないのと同様、よい体罰はありません。>
ミッチー先生は、問題が起きても優しく諭す解決方を模索して下さいね。
体罰は、子どもたちや保護者の信頼を失う |
学校教育法第11条を云々するまでもなく、体罰はいけません。
子ども病院の藤井あけみさんが言うように、よい戦争がないのと同様、よい体罰はありません。愛の鞭は詭弁です。
体罰では、行動を規制することはできても、心を育てることはできません。もしミッチャンが体罰を行えば、ミッチー先生から子どもたちの心が離れます。
体罰問題がこじれて、マスコミなどに取り上げられれば、事情はどうあれ、先生は一応謝罪しなくてはならず、そうなれば、一気に子どもや親との信頼関係が崩れます。場合によっては、関係者以外の者の信頼も失います。
小学校3年生ぐらいなら、ミッチー先生がいたずらっ子の手を取って、
・悲しそうな顔をするとか、
・ミッチー先生の目線と子どもの目線の高さをそろえて、丁寧に諭すとか、
・地団駄を踏んで大声で叱るとかなどすれば、
大方解決するはずです。
体罰では、心を育てることはできません。 |