14 子どもとの絆
 
 親しい先生から頂いた文集に載っていたお話を要約してお届けします。

 <1年生を下校時に送っていったとき、Yさんの家の庭で、えんじ色の花をつけている木に目をとめました。
 「わあ、きれいな花!何という花かしら。Yさん知ってる」、「知らない」
 「何という名前の木か、おうちの人に聞いておいてね」、「うん。お母さんに聞いておくね」
 次の朝、教師用机の上に、えんじ色の美しい花をつけた小枝と「トキワマンサク」と書かれたメモが載っていました。
 さらに後日、職員室の後ろの机の上に、Yさんのお兄さんが持ってきたトキワマンサクの花が置かれていました。>

 先生とおうちの方、先生と子どもの絆は、ほんのちょっとしたことで深まります。

 さて、ミッチー先生はどのようにして、子どもたちやお家の方との絆を深めているのかな。
 

 絆と言えば、通知表も絆を深める絶好のチャンスですね。通知表に関して次のような話を聞いたことを思い出します。
 
 <T教頭 「先生、A君の所見欄を見ると、親が悲しがるようなことばかり書いてありますが、問題点をあげつらうのだけではなく、よく観察すれば、
A君にも何かいいところがあるだろうから、それも載せておいたらどうでしょうか」

 細川先生(仮名)「私は、見たとおり思ったとおりのことを書いたのです。何らやましいことはありません」

 T教頭 「よいところを少し載せると、子どもの意欲が湧いてくるだろうし、子どもや家族から細川先生が好かれるようになると思いますけど」

 細川先生「私はごきげんをとってまで、子どもや親に好かれようとは思いません」>
  
 ミッチー先生はどう思いますか。オジンは、細川先生は、真面目な立派な方だとは思いますが、
  「ひとの子の師」としては、
 今一のような気がしますけど。

 ミッチー先生は、子どもの長所をいっぱい見つけていますよね。

 子どもの長所を見つけるのも先生の力量


          


 

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