13 忙しさは「心を亡(な)くす」

 桜の下にピカピカのミッチー先生が誕生したのもつかのま、もうひまわりが太陽を楽しんでいます。
 「年々歳々(ねんねんせいせい)
        花相似たり、歳々年々人同じからず」

 年を追うごとに子どもは成長し、年々歳々子どもたちは同じではありません。時代も加速度的に変化しています。
 それなのに学校はどうでしょうか。百年一日のごとく、学校行事などはほとんど例年の歩みを踏襲して運営されているのではないでようか。

 授業にしろ、行事にしろ、校外活動にしろ、部活動にしろ、研究授業等の研修にしろ、地域社会への参加活動にしろ例年通り。
 
いや例年通りならまだしも、少しずつ活動をプラスしていきますから、学校は超多忙になります。
 しかしこのことについては、新任のミッチー先生ではどうにもなりませんね。今年1年間よく記録しておいて、来年度の計画時には、大いに発言しましょう。 

   子どもたちと向き合える時間を多く確保するために   

 ミッチャンからのE-mailは、夜中の11時過ぎが多いですね。11時にはもう就寝していないと、翌日の授業に差し支えがでますよ。
 ミッチャンは、昨日も帰宅が午後9時ごろとか。
 オジンも現職のとき、8時前に家についたことがなく、夕食はいつも一人でしたが、今考えてみると正常な姿ではなかったと思います。

 学校が多忙だということは、相変わらず耳にしますが、「忙」とは、「心を亡くす」ことです。
 
・子どもたちと向き合わなくてはという心が、失われます。
 ・子どもたちに優しくしようという心も、失われます。

 
・保護者と信頼関係を築こうという心も、失われます。
 
・「忠恕(ちゅうじょ)」思いやりの心さえも、失われてしまいます。
 
   学校(小・中)の超多忙は、解決すべき喫緊の課題。

          

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